少ない知識ながら、まとめてみます。
今日診察を受けて、1番の目から鱗でした。
まず、ピロリ菌とは胃壁に住む、菌です。胃壁に穴をあけて生息します。
ピロリ菌に汚染された井戸水などを飲むと、感染します。
おばあちゃんのおうちに井戸があったからそれが原因か?それとも、ブラジルに住んでいたからそれかな?
ピロリ菌が胃にいると何が起こるか?
1.胃のPHをあげます。胃は胃酸が出ることからもわかるように、酸性です。この酸性であることがとても重要で、胃で行われる消化に深く関与しています。また、胃に入ってきた病原菌、などを殺して病気にさせない働きもになっています。
2.胃の消化が正しく行われないと、体に必要な物質が小腸によって取り込み可能なサイズまで小さくなりません。
なので、身体に必要な栄養素を取り込む確率が胃の働きが正常な人に比べて、低くなります。
これをふまえて、以下のようなことがわたしの体内で起こっています。
わたしは深刻な鉄欠乏状態です。
フェリチンという、身体に貯蔵される鉄の量が深刻なレベルで低いのです。通常3桁あって欲しいところがたったの6でした。
これでよく生活できるね!と溝口先生にびっくりされてしまいました。
妊娠になぜ鉄欠乏状態=貧血を治しておかなくてはならないか?というと、
卵子の質に関わるからです。
卵子は、ミトコンドリアが大量に含まれる細胞です。通常の細胞が1000〜2000ならば、卵子は10万〜20万なのだそう。
ミトコンドリアとは、体内のエネルギーを生産する場所です。
ではどのようなシステムで、エネルギーを生産するかというと、クエン酸回路、と電子伝達系というシステムがあります。
クエン酸回路は、ビタミンB系で、サイクルが回され、電子伝達系は鉄系で回されます。
妊娠できる年齢ということもあり、急がなくてはなりません。
だから、ビタミンB群と鉄の摂取が不可欠なのです。
ビタミンB系は比較的容易に摂取できますが、鉄分は難しい。
そもそもからして、鉄は取り込みにくいので私達の体には、鉄を取り込むための特別なシステムがあります。
ヘム鉄という特別な鉄の形態でしか身体の中には取り込めないからです。
鉄は、妊娠出産をしないまでも、「脳で思考する」というシステムにも関与するので、生活の質を上げる、鬱にならないとか、毎日を充実して過ごすなどのためにも貧血の改善は必須なのです。
簡単に言うと、わたしの身体は、穴の空いたバケツのようなもの。吸収率が悪いので、ヘム鉄という栄養素を入れ込んでも取り込めずにすり抜けていってしまう。
例えば人が10取り込めるところをわたしは、5とか4しか取り込めないのだろうという理解です。
なので、バケツの穴を塞ぎながら(ピロリ菌除菌)、バケツに栄養素を貯める(サプリを飲む)を同時進行で行う必要があるというわけなのです。
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