勝手にプーチン研究♯2

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他の記事にも書いたけれど、プーチンは、冷静で冷酷な判断を行う人間だと思っていた(知らんけど、あくまでイメージね)。

それは私の完全なる勘違いで、本などを読むと、敵対的に振る舞う人を(それがどんなに大国の大統領にとっておそらく取るに足らない存在であろうとも)徹底的に、偏執狂的な執拗さで、潰す。

この物事に異常に執着する傾向は、人格障害の一端かも。

「市民K」というビデオがある。

ミハイル=ホドルコフスキーという人のドキュメンタリーだ。

元は、オリガルヒと言われる新興の大富豪だったが、自分達が立てたエリツィンの後継であるプーチンに裏切られて(?)捉えられ、牢獄に入れられ、その後イギリスに亡命し、打倒プーチンという政治活動を組織的に行っている人だ。

この人が、富豪に上り詰めた話も割と極悪だが、それは置いておいて、

なぜあんな独裁的なプーチンがあんなにも短期間でロシア大統領に上り詰められたのか?という答えがあった。

最初、オリガルヒにとってプーチンは見た目の良い(エリツィンよりも)、よくオリガルヒたちのいうことを聞く便利な手駒だったのだ。

だから、プーチンを自分達の巨万の富を守る番人として、または、違法にお金を集める一つのシステムとして、彼を異常な速さで大統領に就任させたのだ。

つくづくと、勝手に誰かが、独裁者に成り上がるわけじゃないんだなと思う。

特に政治の世界では、誰かが、己のために、便利に使えるその人を引き上げ、持ち上げるからこういうことになるんだな。 

世界のあらゆる独裁でこの構造がある。最初、彼らは巧妙に自分の支配欲を隠す。

あるものは愛国者として、あるものは従順なものとして、相手の警戒心を解いて、懐に入り込む。

もちろん独裁を行うその人が全責任を追うのだが、周囲が作るということもまた、一つの真実なんだろうと思う。

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