危機の時代

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ジム・ロジャースさんのインタビュー本です。この方は有名な投資家の方で、世界でトップスリーの投資家と言われる方です。個人的にウォーレンバフェットさんが好きなので、あまり注目してきませんでした。また、この方は早くから(1980年代)中国のポテンシャルに注目していた方です。現在はシンガーポールに住んでいらっしゃるそう、お子さんたちは中国語がペラペラだそうです。

さて、『危機の時代』新型コロナウィルスの影響もあいまって、売れているみたいです。私も買って読んでみました。

ちなみにシン・ニホン(カテゴリーとしては同じかな)はまだです。

私がいま覚えている限りで、ジムさんが言いたいことは

1.歴史から学べ

ちなみにジムさんは、歴史を人に教えられるほど(大学教授)なのだそうです。

さて、彼はどんなことを言ってるかというと、目の前の危機的なことにばかり目を奪われているけれど、ブラックマンデー(第一次世界大戦の引き金にもなった世界恐慌)でも儲けた人はいる。

2.複数の視点から物事を見よ

CSSは見てはダメだそうです。見るなら、BBC。CSSは米国政府の影響が強すぎてダメとのこと。

日本のメディアも同じようなことがあるでしょうが、それは仕方ないことだから、そのかわり、中国なら中国のニュース、イスラム圏ならアルジャジーラ、と自国とは違う国から発信されている報道を聞いた方がいい。なるべくバイアスを取り除くような情報の取り方をしようということですね。

3.みんなと同じことをするな

ここちょっとうろ覚えなんですが、80年代に中国が素晴らしい!とジムさんが米国で言ってまわったら、みんなに笑われたのだそうです。

80年代、なぜそんなことが言えたのかというと、実際に中国に行き、人々がどんなふうに生活しているのかをみると、彼らは毎日5時に起きて働きに出ていた、と。勤勉でよく働く彼らをみてそう思ったのだと彼はいいます。

たとえ笑われても、本質を見よ、現場を見よ、と言いたいのかな。

彼の本を読んで私は今更ながら中国という国に興味を持ちました。大国という自負を持ち、極めて長期的な戦略を持って動いているように見える。やり方なんかはまぁいろいろ意見があるでしょうが、この国をきちんと理解しておかなければという気になったのでした。

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